ベチバーの精油って知ってますか?
香料の代表的な保留剤としても使用されていますね
アロマテラピー検定1級の香りテストにも出題されます
そんなベチバーについてまとめました
アロマテラピー検定の対策にもどうぞ
【精油】ベチバーについて
原料植物
ベチバーの原料植物は多年草で、2m程の草丈になります
根は1年で2~4mの深さにも達し
地下深く網状に根を張るため、
土止めの目的で田畑や畔などに植えられました
ジャワ島などの熱帯地域では、
織物として織物として扇や敷物の素材に根が使われます
根から作ったすだれは水をかけると香りと涼感を呼び込みました
学名、科名
ベチバーの学名はVetiveria zizanioides
イネ科の植物です。
見た目からイネ科って感じですよね
イネ科の他の精油は
- レモングラス

レモングラスってどんな精油?特徴や効能まとめ。禁忌や注意事項も。
レモングラスって知っていますか? ハーブティやエスニック料理の香りづけに使用されたりしてますね アロマテラピー検定では1級の香りテストにも出題されます そんなレモングラスの精油についてまとめました アロマテラピー検定...
などなど
抽出部位と抽出法、精油の色
ベチバーの精油の
抽出部位は根
抽出法は水蒸気蒸留法
精油の色は赤茶色
リンク
産地によって抽出法は多少異なりますが
マダガスカルなどでは生育18~24か月の根を掘り
洗って乾かし、細かく刻んだら圧力釜で24時間水中蒸留するそうです
主な産地
ベチバーの主な産地は
- インドネシア
- スリランカ
- ハイチ
- マダガスカル
などなど
香りの特徴、主な成分
ベチバーの香りの特徴は
重厚なオリエンタル調の香り
スモーキーな土の香りがします
主な成分は
- ベチベロール
- ベチボン
- クジモール
などなど
揮発性は低く、濃縮された強い香りです
相性の良い精油
ベチバーの精油は様々な系統の精油と調和し
コロンにも良く使われています
作用
- 強壮(循環器)
- 抗感染
- 鎮静
- 通経
- 保湿
- 免疫刺激
などなど
ストレス度合いが高くなり風邪をひきやすくなったり
疲れが抜けにくいと感じたときに最適です
禁忌、注意事項
特にありませんが
強い香りなので使用量に気を付けましょう
まとめ
見た目からイネ科がにじみ出ているベチバー
姿と共にスモーキーな土の香りを覚えちゃいましょう
リンク
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版