ティートリーってどんな精油でしょうか?
名前からしてお茶に関係ありそう・・・?
アロマテラピー検定の香りテストにも出題される
ティートリーの精油についてまとめました
【精油】ティートリーについて
原料植物
オーストラリアに自生する300種類ものメラレウカ属の小ぶりの樹木です
多くがオーストラリアの固有種で
オーストラリアの先住民族アボリジニが
伝統的な治療薬として使用していました。
アボリジニがお茶として飲んでいたのが名前の由来です
成長が早く耐火性があるため
山火事の後でもすぐに芽吹きます
20世紀にオーストラリアで精油の研究が行われてから
アロマテラピーでの使用が広がりました
学名、科名
ティートリーの学名がMelaleuca alternifolia
フトモモ科の植物です
フトモモ科の他の精油は
- ユーカリ(ユーカリプタス)

などなど
抽出部位と抽出法、精油の色
ティートリーの
抽出部位は葉
抽出法は水蒸気蒸留法
精油の色は透明または薄い黄色
抽出部位の葉は緑茶の茶葉に何となく似てますね
主な産地
ティートリーの主な産地は
オーストラリアです
第二次世界大戦中はオーストラリア軍の常備薬として
使用されたとも言われています
香りの特徴、主な成分
ティートリーの香りの特徴は
鼻に抜ける消毒液のような香り
スーッと爽やかさがあります
主な成分は
- 1,8-シネオール
- テルピネン-4-オール
- リモネン
などなど
相性の良い精油
ティートリーの精油と相性が良いのは
シトラス、ウッディ、ハーバル、レジン系の精油です
爽やかな森林浴イメージの香りや、
薬のような香りが好まれる用途のブレンドにも好相性です
作用
- 抗ウイルス
- 抗寄生虫
- 抗菌
- 抗真菌
- 強壮
- 去痰
- 循環促進
- 創傷治癒
- 免疫調整
- リンパ刺激
などなど
ティートリーの精油は広範囲な雑菌類に効果を示し
強力な殺菌力の割に皮膚に優しく
使用範囲が広いところが魅力です
禁忌、注意事項
オーストラリアのどの地方で生育したかで成分に差が出たり
酸化の度合により皮膚刺激が強くなったりするので
注意が必要です
まとめ
オーストラリアの先住民族
アボリジニのお茶であったティートリー
スーッとした香りが癖になりますね
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版