ローズマリーの精油って知ってますか?
アロマテラピー検定の1級と2級の香りテストにも出題されますね
聖母マリアがローズマリーの木に青いマントをかけた際、
白い花が青色になったことから
「マリアのバラ(Rose of Mary)」と呼ばれ始めたという伝説があります
そんなローズマリーの精油についてまとめました
アロマテラピー検定対策にもどうぞ
【精油】ローズマリーについて
原料植物
ローズマリーは木質化する常緑の低灌木で、
地中海沿岸地方に自生します
欧米ではよく生垣に使用されます
細い針のような葉をもち、美しいブルーの花を咲かせます
生育環境によって数種類のケモタイプ(成分が異なる品種)が存在します
学名、科名
ローズマリーの学名はRosmarinus officinals
学名の「Rosmarinus」はラテン語で「海のしずく」という意味があります
シソ科の植物です
シソ科の他の精油は
- クラリセージ

- スイートマージョラム

- パチュリ

- ペパーミント

- メリッサ

- ラベンダー

などなど。
シソ科はたくさんありますね
抽出部位と抽出法、精油の色
ローズマリーの精油の
抽出部位は花と葉
抽出法は水蒸気蒸留法
精油の色は透明
精油は1年の間に伸びた先端部分を使って抽出されます
既に木質化した部分を使うと精油の品質が低下します
主な産地
ローズマリーの主な産地は
- スペイン
- チュニジア
- フランス
- モロッコ
などなど
香りの特徴、主な成分
ローズマリーの香りの特徴は
鼻に抜けるすっとしたハーブ調の香り
目が覚めるような刺激的な香りです
主な成分は
- カンファ―
- 1,8-シネオール
などなど
楠の葉や枝などからも得られ、防虫剤の原料にもなる
カンファ―(カンフル、樟脳)という成分も含まれます
相性の良い精油
ローズマリーの精油は様々な系統の精油と好相性です
作用
- 強肝
- 強壮
- 去痰
- 抗ウイルス
- 抗菌
- 細胞成長促進
- 子宮強壮
- 循環促進
- 消化促進
- 神経強壮
- 頭脳明瞭化
- 免疫調整
- 利尿
などなど
14世紀のハンガリー女王エリザベスは痛風や脳卒中の後遺症によるマヒがあり
修道士が症状緩和の為に処方したハーブ薬がハンガリーウォーターで
主成分はローズマリーとローズウォーターでした。
女王を痛みから解放し、若さを取り戻させた妙薬として有名です
禁忌、注意事項
高血圧、てんかん、乳幼児、妊娠中、授乳中は控えましょう
まとめ
青い花がきれいなローズマリー
姿に似つかわしいすっきりとした香りですね
精神からくる疲れにも効果的な精油です
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版