メリッサって知っていますか?
「レモンバーム」とも呼ばれ、ハーブティの代表種でもあります
アロマテラピー検定の1級の香りテストにも出題されますね
そんなメリッサについてまとめました
アロマテラピー検定対策にもどうぞ
【精油】メリッサ(レモンバーム)について
原料植物
メリッサの原料植物は草丈70cm程になる多年草で、
地中海沿岸地方が原産です
見た目がペパーミントと似ている・・・・・
間違えないようにですね
栽培するのは簡単で良く育ちますが
精油の含有率が極端に低く、大量の葉からごく少量しかとれません
中世には錬金術で重用されたそうで
16世紀のスイスの医者パラケルススは
メリッサを蒸留し、この精油を
「エリクシール」(不老不死の妙薬)
と呼びました
学名、科名
メリッサの学名はMelissa officinalis
学名の「Melissa」はギリシャ語で「ミツバチ」に由来し
ミツバチに好まれています
シソ科の植物です
シソ科の他の精油は
- クラリセージ

- スイートマージョラム

- パチュリ

- ペパーミント

- ラベンダー

- ローズマリー

などなど
抽出部位と抽出法、精油の色
メリッサの精油の
抽出部位は葉
抽出法は水蒸気蒸留法
精油の色は淡い黄色
大量の葉からごくわずかしか取れず、
例えば5tの葉を蒸留しても1Lしか抽出できません
精油の濃度が最も高くなるのは開化の直前です
主な産地
メリッサの主な産地は
- アメリカ
- イギリス
- イタリア
- フランス
などなど
香りの特徴、主な成分
メリッサの香りの特徴は
ややフローラルでレモンのような香り
希少で高価な精油のため、安価な精油には似た香りの
レモングラスやシトロネラなどが使われていることもあり
注意が必要です
主な成分は
- ゲラニオール
- シトラール
- リナロール
などなど
相性の良い精油
メリッサの精油はほぼすべての精油と好相性です
香りが強いため少量でも大丈夫です
作用
- 血圧降下
- 抗うつ
- 抗ウイルス
- 抗炎症
- 抗真菌
- 抗ヒスタミン
- 子宮強壮
- 消化促進
- 神経強壮
- 鎮静
- 鎮痛
- 鎮痙
などなど
アルデヒド類の割合が高いので1%までに希釈して使用すると
優れた抗アレルギー効果を示します
禁忌、注意事項
皮膚刺激があるので1%までで使用しましょう
また、香りも強く、少量でも作用するを発揮するので
使用量は少量で十分です
まとめ
不老不死の妙薬と呼ばれたメリッサ
私の頭の中はポルノグラフティの曲が流れました・・・
鋼の錬金術師の主題歌になってましたね。。。
中世で錬金術に重用されたというところもちょっとリンクしてますね・・・
レモンバームとも呼ばれるところから
レモンのような香りもすると覚えておきましょう
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版