レモングラスって知っていますか?
ハーブティやエスニック料理の香りづけに使用されたりしてますね
アロマテラピー検定では1級の香りテストにも出題されます
そんなレモングラスの精油についてまとめました
アロマテラピー検定対策にもどうぞ
【精油】レモングラスについて
原料植物
レモングラスの原料植物は2m程に育つ熱帯性の多年草です。
まっすぐに伸びた細い葉を持ち、根を深くのばします。
インドが原産で、熱帯~亜熱帯地方で広く栽培されています。
寒さには弱いですが、日本の気候では育てやすい植物です。
学名、科名
レモングラスの学名はCymbopogon citratus
これはウェストインディアン・レモングラスとも呼ばれます
通常主に精油で使われるのはこのCymbopogon citratusです。
もう一つ、学名がCymbopogon flexuosusという
イーストインディアン・レモングラスとも呼ばれる種類がありますが、
こちらは香料やフレーバーよりも薬用や洗剤などに多用されるそうです
レモングラスはイネ科の植物です
レモンと付きますがミカン科ではないので注意しましょう
イネ科の他の精油は
- ベチバー
など
原料植物の見た目も似てますね
ベチバーはこちら

抽出部位と抽出法、精油の色
レモングラスの精油の
抽出部位は葉
抽出法は水蒸気蒸留法
精油の色は淡い黄色~褐色
同じイネ科のベチバーは根から抽出しますが
レモングラスは葉から抽出します
主な産地
レモングラスの主な産地は
- インド
- マダガスカル
- ネパール
などなど
香りの特徴、主な成分
レモングラスの香りの特徴は
鮮烈で力強く、レモンとジンジャーを混ぜたような香り
強い干し草調にレモンを加えたような香りとも表現されます
主な成分は
- シトラール
- リモネン
- 酢酸ゲラニル
などなど
相性の良い精油
レモングラスの精油は様々な系統の精油と調和し、
ゼラニウム、コリアンダー、クラリセージなどが好相性です
ルームフレグランスにもおすすめです
作用
- 強壮
- 抗ウイルス
- 抗炎症
- 抗菌
- 抗真菌
- 血管拡張
- 昆虫忌避
- 収れん
- 消化促進
- 鎮静
- デオドラント
などなど
葉は消化を促すと言われており、
また、香りは蚊などの虫よけ作用があると言われています
数滴を吸入すると頭脳明晰化作用も期待できます
禁忌、注意事項
皮膚刺激があるので1%までで希釈して使用しましょう
まとめ
草とレモンの香りのレモングラス
名前そのままですね。
同じイネ科のベチバーと比較しながら覚えるとよさそうです
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版
