ジャスミンの精油ってどんなでしょうか?
香水とかにも良く使われているイメージの香りですね
そんなジャスミンの精油の特徴などをまとめました
【精油】ジャスミンについて
原料植物
原料植物はつる性の植物で一重の白い花を咲かせます
高さは子どもの手の届くくらいにしかなりません
太陽が沈むとともに花を咲かせ芳香します
夜中に香り、太陽の光で香りが揮発してしまうので
収穫は早朝に行われます
月夜にまるで月光のように輝くので
アラビア語で「ヤスミン(小さな月光)」
という名前が付けられました
ジャスミンの精油を得られるのは一部の品種のみで
ジャスミンティーの香りつけに使われる
茉莉花(マツリカ、ジャスミン・サンバック)は別の品種になります
学名、科名
ジャスミンの学名はjasminum grandiflorum、jasminum officinale
モクセイ科の植物です
モクセイ科の他の精油は
アロマテラピー検定の範囲内ではありませんが、
- キンモクセイ
- オスマンサス(ギンモクセイ)
- ジャスミン・サンバック
などがあります
抽出部位、抽出法、精油の色
ジャスミンの精油の
抽出部位は花
抽出法は揮発性有機溶剤抽出法
精油の色はオレンジ色
たくさんの花からわずかな量しか抽出できません
水蒸気蒸留法では香りが失われてしまうため
高温をかけずに揮発性有機溶剤抽出法で抽出されます
主な産地
ジャスミンの主な産地は
- インド
- エジプト
- フランス
などです
香りの特徴、主な成分
ジャスミンの香りの特徴は
芳醇で華やかなフローラル調の香り
イランイランと共通する成分をもつのでフローラルな香りを持ちます
イランイランが香りの女王と呼ばれるのに対して
ジャスミンは香りの王様と言われます
主な成分は
- 酢酸ベンジル
- cis-ジャスモン
- ゲラニオール
などなど
相性の良い精油
ジャスミンと相性の良い精油は
シトラス、フローラル、レジン、スパイス系など
香りが強く濃縮されているので、少量ずつ使うと穏やかで優しく香ります
作用
- 強壮
- 抗うつ
- 抗炎症
- 鎮痙
- 鎮痛
- 通経
- 分娩促進
などなど
禁忌、注意事項
妊娠中など。
香りが強く鎮静作用があるので集中力を低下させる可能性あり
まとめ
アロマテラピー検定で使用されるジャスミンの精油は
ジャスミンティーに使用される
ジャスミン・サンバック(マツリカ)とは違うので注意ですね
ジャスミンの香りを自在に操れたら
なんだかいい女風になれる気がする・・・(?)
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版
『誰も教えてくれなかった精油のブレンド学』BABジャパン