精油のグレープフルーツってどんなでしょう?
食べ物の方が親しまれていますよね
アロマ検定の1級の香りテストにも出題されます
特徴などまとめてみました
【精油】グレープフルーツについて
原料植物
グレープフルーツが最初に発見されたのは18世紀の西インド諸島で
ポメロ(ブンタン)とオレンジの自然交配種として確認されました
グレープフルーツの名前の由来は
ブドウのように房状に果実が実ることからきています
知らなかった・・・!
たしかに写真を見ると房状になってますね
学名、科名
グレープフルーツの科名はCitrus paradisi
「天国のシトラス」という意味で1830年につけられました
ミカン科の植物です
ミカン科の他の精油は
- オレンジスイート

- ネロリ

- ベルガモット

- レモン

などなど
抽出部位と抽出法、精油の色
グレープフルーツの精油の
抽出部位は果皮
抽出法は圧搾法
精油の色は淡い黄色
主な抽出法は圧搾法ですが
水蒸気蒸留法で抽出される場合もあります
圧搾法で抽出した場合には光毒性のあるフロクマリン類の成分を含んでいます
水蒸気蒸留法で抽出した場合にはそういった光毒性が注意事項に入りません
圧搾法と水蒸気蒸留法で抽出した精油は
どちらも同じ名前の精油ではありますが
含有成分が変わってくるので注意が必要です
主な産地
グレープフルーツの主な産地は
- アメリカ
- アルゼンチン
- イスラエル
- ブラジル
などなど
香りの特徴と主な成分
グレープフルーツの精油の香りの特徴は
さわやかで甘酸っぱい香り
よだれが出てきそうな良い香りですよね
主な成分は
- ヌートカトン
- リモネン
などなどですが
水蒸気蒸留法で抽出した場合にはアルデヒド類の含有が多いそうです
相性の良い精油の種類
グレープフルーツと相性の良い精油は
ほぼすべての精油です
そのため、香りが使いにくい精油を使いたいときの
ブレンドエンハンサーとして使用するとなじみやすくなります
作用
- 抗不安
- 高揚
- 刺激(消化器、リンパ系)
- 消毒
- 神経強壮
- 鎮静
- 鎮痛
- 利尿
などなど。
グレープフルーツの香りには減量効果があるということが研究報告されており
一日一個の果実を食べる事と、
精油を使ったマッサージが効果的であると言われています
減量効果があることは結構有名ですよね
痩せたいからグレープフルーツの匂いかがなきゃ!
と言っている人たちが私の周りにも結構いました(笑)
禁忌、注意事項など
特に禁忌などはありませんが
先にも記述したように光毒性を持つので
アロマテラピーなどで使用した後は直射日光に気を付けましょう
ただし、過剰に意識するほどの危険性はないとも言われているので
心配しすぎることはないと思います
まとめ
軽い苦みとフレッシュな味のグレープフルーツは
そのまま精油の香りも甘酸っぱく心地よいものですね
リフレッシュしたいときや減量を意識した時などに
積極的に使っていきたいです
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版
『誰も教えてくれなかった精油のブレンド学』BABジャパン