ブラックペッパーの精油について知っていますか?
精油よりもスパイスとして有名ですよね
ブラックペッパーはアロマテラピー検定の
1級の香りテストに出題されます
そんなブラックペッパーについてまとめました
【精油】ブラックペッパーについて
原料植物
ブラックペッパーの原料植物はつる性の多年生植物で、
インド南部から南東部までの海岸地方が原産です
4mもの長さになり、15cm程の茎に20~30程の実を付けます。
熟す前に乾燥させて、果皮が黒くなった果実が「ブラックペッパー」。
古くからスパイスや香料として使用されたり、
生薬として漢方(中医学)でも利用されています。
中世ヨーロッパでは金と同じ価値がありました。
学名、科名
ブラックペッパーの学名はpiper nigrum
コショウ科の植物です
コショウ科の他の精油は
アロマテラピー検定の範囲内にはありません
抽出部位と抽出法、精油の色
ブラックペッパーの精油の
抽出部位は果実
抽出法は水蒸気蒸留法
精油の色は無色
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「ブラック」と付きますが、黒いのは果実の方で
精油自体は無色なんですね
主な産地
ブラックペッパーの主な産地は
- インド
- スリランカ
- マダガスカル
など
熱帯地方に育つ植物ですね
香りの特徴、主な成分
ブラックペッパーの精油の香りの特徴は
スパイシーで刺激的な辛みのあるスッキリした香り
男性にも好まれやすい香りでもあります
主な成分は
- β-カリオフィレン
- α-ピネン
- リモネン
などなど
相性の良い精油
ブラックペッパーの精油は様々な精油と調和しますが
特に、
- レモン
- ローズ
- イランイラン
- コリアンダー
- ローズマリー
- シダー
などと好相性です
作用
- 引赤
- 強壮
- 去痰
- 駆風
- 解熱
- 抗カタル
- 殺菌
- 刺激
- 消化促進
- 循環促進
- 鎮痙
- 鎮痛
- 利尿
- リンパ排出
などなど
ジンジャーの精油と使用法が似ています
禁忌、注意事項
小児や敏感肌の方は使用を控えたほうが良いでしょう
皮膚刺激があるため1%までに希釈して使用すると良いと言われています
ただ、他のスパイス系に比べるときつい成分は少なく、
皮膚刺激も弱めとされています
まとめ
スパイスとして有名なブラックペッパー
精油になっても刺激的な香りは変わらずなんですね
リンク
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版