ベルガモットの精油について知っていますか?
アロマテラピー検定の1級の香りテストに出題されますね。
昔からコロンやアールグレイティの香りつけにも使用されてきました。
実は果肉は苦くて酸っぱすぎるので昔から薬用以外には使われないとか・・
そんなベルガモットについてまとめました
アロマテラピー検定対策にもどうぞ
【精油】ベルガモットについて
原料植物
ベルガモットの原料植物はイタリアのカラブリア地方で80%が栽培されています
小ぶりの丸い実です。
果皮からマーマレードが作られたりします
最初に栽培された北イタリアのベルガモ市から名前が付きました
18世紀初頭に生まれた
「ケルンの水(オーデコロン)」の主要原料だったと言われています
学名、科名
ベルガモットの学名はCitrus bergamia
ミカン科の植物です
ミカン科の他の精油は
- オレンジ・スイート

- グレープフルーツ

- ネロリ

- レモン

などなど
抽出部位と抽出法、精油の色
ベルガモットの精油の
抽出部位は果皮
抽出法は圧搾法
精油の色は薄い黄色~緑
主な産地
ベルガモットの主な産地は
- イタリア(カラブリア地方)
- 南フランス
- コートジボワール
などなど
カラブリア地方が80%を占めています
香りの特徴、主な成分
ベルガモットの香りの特徴は
すがすがしいシトラス系の香り
ポジティブになれるような香りです
主な成分は
- 酢酸リナリル
- リナロール
- リモネン
- ベルガプテン
などなど
光毒性を持つフロクマリン類の成分も含まれます
しかし、「ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)」として販売されているものは
フロクマリン類を取り除いているので光毒性はありません
相性の良い精油
ベルガモットの精油は多くの柑橘系の精油のように
どんな精油とも調和しやすいので
使いにくい香りのブレンドエンハンサーとして使えます
作用
- 抗ウイルス
- 抗うつ
- 抗炎症
- 抗感染
- 抗菌
- 抗不安
- 高揚
- 収れん
- 消化促進
- 鎮痙
- 鎮静
などなど
季節性情緒障害などで抑うつ症のような状態になった時
バスオイルで使用することで
太陽にあたった時のような抗うつ効果を与える事が
研究で分かっているそうでです
禁忌、注意事項
皮膚にやさし精油ですが、光感作があるので
皮膚につけた際は直射日光に当たらないようにしましょう
光感作のないフロクマリンフリー精油も存在します
まとめ
爽やかな香りのベルガモット
抗うつ効果も期待できる太陽のような香りの精油ですね
<参考文献>
『1回で受かるアロマテラピー1級・2級』成美堂出版
『アロマテラピー精油事典』成美堂出版